4月27日(土)にキックオフミーティングを終えました。
「障害者の巣立ちを促す地域生活支援」、略称「巣立ちプロジェクト」も3年目になります。
「意思決定支援」は、古くて新しい課題でもあり、障害者支援に関わる際の基本の「き」。今年は、報酬改定の中にも随所に「意思決定支援」の言葉がみられます。その学びと、この2年間の振り返り等も含め、キックオフミーティングを開催いたしました。
参加者は、49名。
参加者の背景としては、相談支援機関、障害福祉サービスにかかる事業所の方の参加が多かったです。市外からの参加も5名おられました。
こまごとのアンケート回答のいくつかを挙げると、
〇北九州市の意思決定支援のめざすところ
・意思決定支援に関しては、以前より注目されているが、市として積極的に取り組んでいることはとても良い事と思いますし、他の市町でももっと積極的になればと思う。
・当事者と保護者ともども、意思決定のめざす色々な対策を改めて知り、心強く感謝します。
・意思決定とは何かを考えていきたい。
・官民一緒になって取り組んでいる様子がわかりました。
〇報酬改定に見る「意思決定支援」をどう読むか?
・国の考えは資料や説明で理解できます。各福祉サービスや相談支援事業所、一人の支援者としての質の向上にむけて、北九州市としてどの様にお考えか、もっと知りたいと思いました。
・支援を行っている中で、何が必要なのかを振り返ることができた気がする。
・今よりもっと意思決定に関して意識して取り組む必要がある。今までは自身の相談業務の中で意識していたことを、他の職場や家族にも周知していきたいと思った。
〇受講生からの学びと実践の報告
・それぞれの立場で勉強できること、素敵です。学び続けること、実践に落とし込むことの大切さを知ることができました。
・自分の癖や考え方を学ぶっていうこと、必要だなぁと思いました。
・意思決定支援が方法ではなく、考え方であることが理解できました。
・長いスパンで受講したことをしっかり現場での実践につなげていらっしゃること、受講される中での心の動きも知ることができて良かったです。
・利用者が失敗すること、をどう考えるか、支援者によっての考えは異なる。もっと周りと話したり、意見交換をしていかないといけないと思うがなかなか難しいこともある。このような講座や研修に参加することで、周りへの説明の仕方や、一緒に頑張れる仲間づくりができ、自分自身振り返り前向きに進めるのではないかと思った。
また、その他の項目では、
・本人が意思決定をしていくことが当たり前と誰もが考え、それを支援していくことが増えていくことが望まれます。もっとたくさんの人に話を聴いて欲しい、知って欲しいと思いました。
・法改正で意思決定支援の重要性が示されているのに、参加者が少なくて残念に思いました。
・意思形成支援・意志表明支援・意志実現支援、伴走型でこれをするには莫大な時間を費やすこと、果てしないシャドーワークがあること、わかって欲しい。行政の方にはそれを評価する仕組みを今後考えて欲しいです。
今年も、5つの事業を柱に、意思決定支援者養成講座も開催いたします。現在、受講生も募集中、5月14日 締め切りです。
あなたも一緒に学んでみませんか!?。
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